■カメラの遠隔操作を目指す

ハムハムライブはハムスターを飼っている透明なケースの外から撮影しています。


ノーマル状態の撮影風景

ステージ1〜3までは概ねこのようなカメラ配置で撮影してきたのですが、ハムスターは気まぐれにケースのあちこちへ移動します。

その度に手動でケースを動かしカメラ位置も変更していたのですが、これが結構大変(^^;

そこでとりあえずローカルなリモコンでケースの回転とカメラの移動を行う計画を立てました。


1.必要な制御

ケースは左右どちらにも360度回転可能にする必要があります。
カメラは前進、後退、上下、仰角俯角の制御が必要。 場合によってはカメラの左右振りも必要です。

合計4個(ないしは5個)のモーター制御が必要となります。

2.コントローラの仕様

将来的にはインターネットを経由した遠隔操作も考えているためプログラマブルなコントローラが必要になると考えていますが、とりあえずは机の上からハムスターのケースまでの10〜15mを制御出来れば良いと考え実験しています。

このリモコンはスイッチを組み合わせて作ることも考えましたが、タミヤの工作セットを調べてみたら4チャンネルの有線リモコンがあることがわかりました。

これを使えば4個のモーターを制御することができます。

3.ケースの回転

ケースの回転は使わなくなったレコードプレーヤーを流用してみたところ、問題なく使えるおとが分かりました。

ただし、トーンアーム他の高さがあるためターンテーブル上にビデオテープ等を置き、嵩上げする必要があります。

4.カメラコントロール

カメラの位置制御に関しては将来的には部材から専用品を作る必要がありそうですが、当面の実験用としてタミヤ模型の基本工作セットにあるフォークリフト工作セットを使うことにしました。


タミヤのフォークリフト工作セット

これには4チャンネルリモコン、前進後退、左右回転可能な駆動部、アップダウン可能なフォークリフト部分が付いています。

モータは3個付いていて左タイヤ回転、右タイヤ回転、フォークアップダウンに使われています。

この状態でリモコン1チャンネル分空いているため、これをターンテーブルの回転に割り当てる予定です。


フォークリフト工作セットの部品


■リモコンシステムの変遷

リモコンシステム V1

(〜2001/5/23)

フォークリフトキットをそのまま使ったテストシステムです。 カメラだけの制御でターンテーブルの回転制御はしていません。

V1によりリモコン制御による撮影の目処が立ちました。

リモコンシステム V2

(2001/05/24〜)

V1で得られた経験を元にリモコンケーブルの延長、ターンテーブルの回転、カメラの俯角制御ができるように改良しました。

カメラユニット本体も軽量化してあります。