■ザウルスプラザを振り返る

1999年3月末日シャープスペースタウンがオープンし、ザウルスプラザはその役割を終えました。

ザウプラはカラーザウルスの発売と前後してオープンし、富士通関連のWebサーバであるwildbird上に構築されていました。

公開当初は活発な情報公開やコンテンツに対する試行錯誤が行われており先行きが楽しみでしたが、カラーザウルスの製品としての大失敗によりWebへのアクセスも期待通りに増えず、その後パワーザウルスが出て多少は盛り返したもののメンテナンスがなされなくなり、使い物にならないWebと成り下がったのです。

以下の文章を書いた当時まるとWebではザウルスプラザ改善運動(^^)/を推進し、徹底的にザウルスプラザの問題点を暴き出し批判していたのです。

その結果、リンク切れしている部分を削除したという後ろ向きな方法ですが、一応の改善がなされました。


現在はザウルスプラザの代わりとなているシャープスペースタウンの問題点をチクチクと突っついています(^^)/

場所が変わってもシャープさんのWeb運営は相変わらずなのでネタは尽きません。


★まると vs ザウルスプラザ簡易年表

時期 98/7以前 98/07/15 98/07/24 98/07/31 98/08/10 98/08/24 98/10/08 99/03/31
まると 再三リンク切れや不備を指摘 ザウルスプラザのリンクを総力チェック リンクチェック結果を公開   アクションインテックス検索ページの不備を指摘      
ザウプラ 回答なし     フォト倶楽部の虚偽記載ページを削除   ザウプラ一部リニューアル
リンク切れを除外
アクションインデックス検索ページ廃止 ザウルスプラザ消滅

■誰のためのザウルスプラザ(98/10/20)

今でこそ、まともそうに見えるザウルスプラザはカラーザウルス(MI-10)時代にその基礎が築かれ、その後一度トップページがリニューアルされたものの、そこで公開されていた「便利なリンク集」の実態は全く更新がなされていない使いものにならないほどリンク切れ、移動の多いものでした。

この問題に対して、問題提起したのが私がリンクチェックを行いホームページ上で実態を明らかにしたもそた「ザウルスプラザ・リンク調査」です。

リンク調査以前にもリンク切れに気付く度にザウルスプラザ担当者にメールして改善を促したにも関わらず、そのメールは無視されてリンク切れも放置されたままとなっていました。

また、以前「ザウルスフォト倶楽部」というページも公開されており、そこでは募集する予定も無いのに「フォトコンテスト」なる催しの告知が行われていました。

ザウルスプラザは「誰のために」情報を提供しているのか?

リンク切れや嘘の告知、意味もなく用いられているトップページの画像と、ザウルスユーザーにとっては全く役立たないものばかりです。

リンク調査して思ったのはザウルスプラザはザウルスを購入したユーザーのために公開されているのでは無く、非ザウルスユーザーへのPR、他メーカーへの牽制、シャープ(株)社内に対するザウルス部署のアリバイ的行為では無いかと考えるようになりました。

今でもこの印象に変わりは無く、ユーザー本位では無くメーカーの都合を優先したページ作りがなされていると感じています。


■ザウルスプラザの実態
(この部分は98/07/15頃記述したため現在は改善されている部分もあります)

改善前のザウルスプラザは->こちら (隠してあったけどすぐに証拠隠滅されるでしょう(^^;)->されました(^^)/

ザウルスプラザはパワーザウルス、ザウルスポケットのユーザーがインターネットに接続して初めて見るページでしょう。(デフォルトのホームページになっています)

さて、そこは役立つものなのでしょうか?

Q&AやMOREソフトなどのページなど役に立つページもあるのですが、ビジネスリンクなどを見た場合その壊れ方は悲惨の一言です。

すでにリンク切れとなっているもの、リンクページが変わったもの、JavaScriptを使っていてザウルスでは利用できないページにリンクしているものが全くメンテナンスされないまま放置されています。(1998/07/15現在)

リンク切れに遭遇するとアクセス時間の無駄なので公開されていないほうがよほどマシです。(リンク切れの場合"error 404 Not Found"などの表示が出ますが、これが出るまでに数十秒秒かかる場合があります)


1998/07/25補足

このWebなどで文句を言うだけではなく、実際に全リンクを完全調査しました。
日頃の主張通りの結果ですが、ザウルスユーザーとして泣ける廃墟のようなリンクでした。

 全リンクチェック結果->こちら


インターネットを知っているユーザーならリンク切れの意味もわかりますが、ザウルスで初めてインターネットの世界に踏み込んだユーザーはリンク切れに遭遇した場合一体何が起こったのかなかなか理解できないでしょう。

もっと悲しいのはJavaScriptなどを使っているページに迷い込んで検索などのボタンを押しているのに何も変化が無いのがなぜなのか理解できず一人悩んでしまうユーザーもいるということです。(初めて故に誰に聞いて良いかなどもわからないのです)

こういったことを考えれば、ザウルスプラザのリンクは細心の注意を払ってメンテナンスする必要があると言えるのですがここの担当者は何もしません。(すでに数ヶ月前からメール等でリンク切れを報告していますが、全く変わりません)

 リンク切れのチェックなどはホームページ作成支援ツールなどですぐにチェックできます。

一例をあげれば私も使っているFrontPage98の「ハイパーリンクの状態チェック機能」を実行すればリンク状態がすぐにわかります。(ただし、この方法では該当ページがページ移動してお知らページになっているものはチェックできません。 1998/07/25補足 チェックしてみたら案の定、URL移動通知ページなどが山のように出てきました。)

ザウルスのホームページとして公開されているザウルスプラザなのに全世界的に恥をさらしているとしか思えません(^^;

ただ、なかなか直さない、直さなくても問題にならないところを見ると利用率が低くてユーザーサポート等では問題とされないのかもしれません。(かく言う私も日常のリンクとしてここを利用するわけじゃありません)


もう一つ悪口を言うなら(^^; ザウルスフォト倶楽部というユーザーが撮影した画像を募集してコンテストを行うと嘘の告知をず〜っと掲示しているページもいい加減に廃止してほしいものです。

これに仲間入りする可能性のあるものとしてユーザーの皆さんからパーソナルデータベースを募集する(予定)と告知しているページもあります。

98/07/31補足

このページを見たのか、ユーザーから指摘を受けたのか、ザウルスフォト倶楽部における募集ページへのリンク部分が無くなりました。


同じようにPDA向けの東芝の駅前探検倶楽部、カシオペアのホームページなどの充実とメンテナンスの良さを見るとザウルスユーザーとしては情けなくなります。

このどちらもユーザーからの情報を大切にしています。

これらのページの利用者は情報の利用者だけでなく提供者になることができるのです。

WWW.SHARP.CO.JPのページなどはメーカーの威信をかけてメンテナンスがなされ完璧に近い状態(それでもリンク先情報が古くなっている場合があります)ですが、シャープを代表するザウルスのページがこのような状況でよいものなのでしょうか?


あと一点。

ザウルスプラザの運営はボランティアで行われているわけではないということです。

その運営にはザウルスの商品代金の一部が充てられているわけであり、我々ユーザーの金で運営されているということになります。(実際は違うのかもしれないが、もしこの推測が間違っていなければ「メンテナンスができない <= 予算が付かない <= ザウルスが売れていない」ということになるのか(^^? )

そういったページでありながらユーザーの利益を損なうような運営は早急に改善してもらいたいものです。


■その後のザウルスプラザ(1998/09/24補足)

ザウルスプラザに関しては機会がある度にリンク切れを指摘したり、Web上でキャンペーン的なことを行い組織的にザウルスプラザ宛にメール等で改善要望を送りました。
その結果1998年8月24日にザウルスプラザのリニューアルが行われました。

改善内容を検証するとトップページの無用な画像データの削除、リンク切れしたページに関してはリンク廃止、リンク移動したページに対してはリンク修正を行っています。 トップページに関してはPDAで利用する場合の「軽さ」を重視した結果で良い対応です。

以前のトップページは「見栄え、格好づけ」のためだけにあったようなものでした。

リンクに関してはパソコンで見ると一見まともそうに見えるのですが、ザウルスを使ってアクセスすると利用できないページにリンクしているものが残っているようです。(実際に私も発見してザウルスプラザ宛に指摘した結果、リンク廃止になったものがあります。<近鉄本線時刻表>)

私の方でもう一度ザウルスを使って全検証したいという気持ちはありますが、労多くして実り無しであることが明白なためザウルスプラザ担当諸氏の自発的なチェックに期待したいと考えています。

ザウルスプラザのリニューアルと言っても中身を見れば「切り捨て」であり、減ったコンテンツこそあれ増えたコンテンツは無いといっても過言ではないでしょう。

残ったリンクは更に中途半端な情報として腐っていくことになるのです。

毎度比較対象としている東芝の駅前探検倶楽部やカシオペアHPなどは増強が進み、特に東京地区しか対象にしていなかった駅前探検倶楽部が全国展開を始めたのを見るにつれ、ザウルスユーザーの置かれている不幸な立場(^^; には涙せずにいられません。(ま、ザウルスプラザを使わなくても生きて行けるのがインターネットの良いところですがね(^^)V)