Advanced Zaurus File Transfer BASE module

for Windows
1997/04/15

対ザウルス汎用通信ユニット 簡易説明資料

 対ザウルス汎用通信ユニットについて説明いたします。

 汎用通信ユニットはZauBASE Ver2.0のために開発中の通信モジュールで、PIザウルスだけでなく、カラーザウルスやWIZへの対応を考慮した完全独立モジュールとして設計、製造しています。

 対応プロトコルは、オプションポート15経由、光通信インタフェース経由の通常通信と、パソコンリンクです。

 現バージョンでは実現していませんが、コマンドラインパラメータによるバッチ転送をサポートすることで、他のアプリケーションから呼び出すことを可能とし、ZauBASE 以外からも利用出来るようにする事を最終目的としております。

■完成度

 このバージョンの汎用通信ユニットは、オプションポート15を使った通信に関しては、テキスト(機能別通信)、バイナリ(パソコンリンク)が利用できますが、光通信の場合は、テキスト通信にしか対応していません。

 テストベンチにおいては、ボタンクリック等出来ますが、誤って操作しないように十分ご注意下さい。

■非保証

 このプログラムを利用して発生するあらゆる障害に関して、当方としては一切保証を行いません。

 使う場合は、使用者のリスクにてご利用下さい。

■パソコンリンクを使った解析支援機能

 内部ドライブに存在するファイルの抜き出し(ザウルス内部形式のままパソコンへ転送)

 ちょっとした利用方法


■構成ファイル

 このバージョンでの配布ファイルは以下の物です。

SUPERPLK.LZH プログラム本体
SUPERPLK.EXE 動作に必要な VBX
CMDIALOG.VBX  
MSCOMM.VBX  
THREED.VBX  
README.WRI 説明資料

■インストール

 ZauBASEシリーズをご利用されている場合は、*.VBXが既にインストールされていますので、SUPERPLK.EXE をZauBASE シリーズのフォルダ(ディレクトリ)にコピーして下さい。

 利用されていない方は、*.VBX を\WINDOWS\SYSTEM にコピーして下さい。
 このとき、必ずファイル本体をコピーするようにして下さい。
 ショートカットをコピーしても利用できません


■参考画面(対ザウルス汎用通信ユニット:テストベンチ)

 この画面で、転送するファイル等を選択します。


 例:カラーザウルスの通信記録をパソコンに転送する場合

事前準備

 カラーザウルス側はザウルス通信のなかのアイコン「パソコンリンク」にタッチします。
 ポート選択はオプションポート15を選択します。
 通信速度は汎用通信ユニットとカラザウで同じ設定にしますが、両者とも19200bpsに合わせておけば良いでしょう。
 設定完了後、実行にタッチします。

  1. 対ザウルス通信ユニットを起動します。(あらかじめ環境設定でCE-150TSを接続しているシリアルポートや、通信速度についての設定を行っておいて下さい)

  2. テストベンチボタンをクリックします。

  3. 上図の画面になりますので、ザウルスドライブをFM0:に指定します。

  4. RFF,RFVファイル名を*.LOGに指定します。

  5. ファイル情報取得(RFF)ボタンをクリックします。
    ここまでの操作を行うと、カラーザウルス内部のザウルスネット通信記録ファイル一覧がRFC,RFU用ファイル名のエリアに表示されます。
    この時点で表示されない、通信エラーが出る場合は通信設定に問題がありますので再度確認して下さい。

  6. ファイル一覧で転送したいファイルを指定(マウスでクリック:複数の場合はCtrlまたはShiftを押しながらクリック)します。

  7. アップロード(RFU)ボタンをクリックします。

  8. 通信状況モニタが表示され、ファイルが転送されます。

  9. 転送が完了したら、通信モニタを閉じてCLEボタンをクリックして下さい。
    この操作でカラザウ側のパソコンリンクが解除されます。

  10. 転送後のファイルは汎用通信ユニット(SUPERPLK.EXE)をインストールしたフォルダに格納されます。

  11. *.LOGファイルはテキストファイルなのでエディタ等で開いて加工します。


■注意

 ファイル削除コマンドRFCは、ザウルス内部ファイルの構成を知らない方は使わないで下さい。
 誤って内部ファイルを削除すると、ザウルスの動作がおかしくなることがあります。