■謎のハードウェアに迫る

発売開始が宣言されたものの販売店店頭に並ぶ性質の商品ではない(法人営業推進部扱い)ためなかなか現物にお目にかかれないビジネスザウルスなので、今回の展示会では様々な角度から撮影を行いその機能と特色を調査しました。 

ビジネスザウルス向け周辺機器群に関しても可能な限り情報収集しています。

基本仕様に関してはビジネスザウルスパワーザウルス仕様比較をご覧下さい。

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シャープ株式会社 ビジネスザウルス'98-4カタログからスキャナで取り込み
BI-T318

MI-610と比較すると左側のキー配列に違いがあります。

bi300_key.jpg (6589 バイト)

業務1〜4キーが設定されています。

このキーにはMOREソフトなどのユーザーアプリを割り当てることができます。(出荷当初は未定義となっています)

mi610_all.jpg (31536 バイト)
シャープ株式会社 パワーザウルス98-3新製品ニュースより
MI-610

こうやって2機種を並べてみると外観的には筐体の色とキー配置以外の違いはありません。

bi300_package1.jpg (21853 バイト) BI-T310パッケージ

レイアウト的にはパワーザウルスと一緒ですが、パワーザウルスの場合は本体の画像はカラーですが、ビジネスザウルスはモノクロです。

bi300_package2.jpg (20112 バイト) 同裏側

こちらもパワザウのカラーに対しモノクロ基調です。

 

bi300_version.jpg (6949 バイト) ビジネスザウルスのバージョン

このバージョンもあまり意味が無い(実際はパッチ番号)なのですが、一応チェックしたところ展示機は18でした。(ただし展示機に型番や機器名の入った銘板シールが貼られていないことから実際の市販品は違う気がしますし、頻繁にバージョンが変わる可能性があります)

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シャープ株式会社情報システム事業本部
法人営業推進部提供CD-ROM(SJH-BPZ-V02)より
CE-IR15(Irクレードル)

ビジネスザウルスと組み合わせることでIrDA1.1(4Mbps)による自動通信を実現します。

ビジネスザウルスへの電源供給もこのクレードルを通して行われます。(クレードル用電源はCE-CB1経由で供給)

また、パワーザウルスと組み合わせ使うこともできますが、この場合電源は従来通りACアダプタを経由したものとなります、また、通信速度もIrDA1.0(115Kbps)となります。

bi300_ceir15_connecter.jpg (11912 バイト) CE-IR15電源接点

6個の接点があります。

接点右の溝はパワーザウルスを使う場合にACアダプタのケーブルを通す溝です。

bi300_connecter.jpg (6448 バイト) ビジネスザウルス側接点

この接点を通じて電源供給及び自動起動のための電圧印可が行われます。

データ通信には利用されないそうです。

この接点の場所からわかるとおりビジネスザウルスにモデムは内蔵されていません。(本当にここがベストな位置でしょうか?)

mi300_ceir15.jpg (15917 バイト) クレードルに載せたBI-T318

この状態ではまだ「載せただけ」です。

bi300_set_ceir15.jpg (11531 バイト) クレードルに接続した状態

接続ボタンを押し下げることでビジネスザウルスに電源供給が行われ、同時にビジネスザウルス側で指定されたプログラムが立ち上がります。

クレードルを通じた電源投入はホスト側プログラムから行うことができるためビジネスザウルスをクレードルにセットしておけば夜間に無人でデータ更新等を行うことができます。

クレードルの接続ボタンの後ろに見える物はACアダプタから伸びているプラグです。

bi300_ceir15_led.jpg (12653 バイト) クレードルのステータスLED

・アダプターからの電源供給状況
・接続後の待機状態
・通信中の状態
・通信完了後の状態

これらの状況を現します。

bi300_ceir15_cable.gif (1685 バイト)
シャープ株式会社情報システム事業本部
法人営業推進部提供CD-ROM(SJH-BPZ-V02)より
ケーブル接続形態

カタログだとぼかしてあるACアダプタもしっかり接続する必要があります。

クレードルから出る信号は10BASE-Tケーブルでコミュニケーションボックスに接続しますが、この間の信号はEthernetではなくRS422とのことです。(IrDA1.1のIrCOMM->RS422)
そのため、これだけではLANに繋ぐとことはできません。

bi300_cecb1.jpg (15464 バイト) CE-CB1(コミュニケーションボックス)
注)他の資料を見るとCE-CS1となっている場合があります。

一見するとイーサネットのハブのように見えますがこのボックスはクレードルから出力された信号(IrCOMMプロトコル)をEthernetのTCP/IPプロトコルに変換する機能を持ったゲートウェイです。

1台で6台のクレードルを接続することができます。

コミュニケーションボックスは最大8台まで同時に利用することができます。(その場合クレードルは6x8=48台)

CE-CB1自体はスタッカブルじゃないので複数台接続時には別途ハブが必要となります。

bi300_system.jpg (27217 バイト) 接続状態

メビウス(Ethernet Card)<->ハブ<->CE-CB1<->CE-IR15<->BI-T318(5台)の接続状態です。

注意点)BI310/318とCE-CB1とCE-CR15を使っってもビジネスザウルスが直接LANに繋がっている状態にはなりません。
 そのため、ビジネスザウルス等のブラウザによるイントラネット上のWebサーバの参照やメールサーバの直接利用ができるわけではありません。
CE-CB1が繋がるホスト側でMCOP-CSが動作している必要がありそれを通じたデータ通信のみ可能となります。

将来的(98/下期)にCE-CB2が発売される予定でこれを利用するとビジネスザウルスがLANに接続した状態となりイントラネット上の各種サーバに直接アクセスできるようになるようです。

more_mcop.jpg (24685 バイト) ビジネスザウルス標準MOREソフト

MCOPに関連したソフトが初期状態で登録されています。