■ザウルスの真の姿は?

ザウルス=オヤジと言われるけど、そうでは無い。

ザウルスにはソフトが少ないと言われるけど、そうでも無い。

ザウルスは高いと言われるけど、通信することを前提に考えればかえって安いし、最新の通信規格にも対応できている。

ザウルスユーザーを長く続けていると当たり前と考えていたことが意外に非ザウルスユーザーには知られていません。

それ故雑誌等で取り上げられることの多いPalm系PDAに魅力を感じてしまうのかも?

また、ザウルスを買って使い始めても「ザウルスの事を知る」ための本が全然無い現状を見て「ザウルスを買って良かったのか?」と悩む人も多いのでしょう。

そこでざうまがでざうら〜応援記事など書いてみました。


◆ザウルスユーザーの姿

今回のアンケートの趣旨はMP3プレーヤーキットに関する項目がメインのアンケートでしたが、その趣旨とは別の面で大変利用価値のあるデータが得られました。

一番役に立ったのは実は「年齢層」「女性ユーザー」に関するデータです。

私も知らず知らずのうちに禁句「ザウルス=オヤジ論」で洗脳されていたため、ユーザー年齢層のピークが30〜40代にあるのでは無いかと考えていました。

ところが結果を眺めてみればザウルスユーザーの年齢層は20〜30代にピークがあります。

また、女性の方からの回答も数多く頂きました。

40〜60代の方からも回答を頂いているように幅広い年齢層からザウルスは支持されているのです。

ざうまがWeb訪問者/ざうまが読者/アンケートの趣旨から来る偏りもありますが、20〜30代を「オヤジ的」と言うのであればPalmを始めとする他のPDAユーザーも全て「オヤジ」ではないか?

また「オヤジ」という男性をイメージさせる言葉を使う連中が使うPDAにどれだけ女性ユーザーがいるのか?

本当のオヤジ(父ちゃんと言う意味)世代50〜60代でも使えるザウルスというのは素晴らしいPDAなのではないか?(40代は若者ね)

そう気付いたからこそざうまがで「ザウルス=オヤジ論」を封印することを宣言し他の掲示板にそのようなことが書かれていたら「どこがオヤジだ!」「そういうお前が使っているPDAに学生や女性ユーザーはいるのか?」と反論などができるようになっています。

言い返さないとザウルスバッシング、ザウルスに対するネガティブキャンペーンは払拭できません。

また、ザウルスバッシングに対する反論を目にすることでユーザーとしても自分の身の回りでザウルスに対するバッシングがあったらそれを訂正したり言い返すこともできるでしょう。

黙っていれば現状追認したことになります。


◆ザウルスを使うことが恥ずかしい事と潜在意識に刷り込まれている

「オヤジ」と言う言葉をどう取るかは人それぞれですが、今の世の中では侮蔑的な意味合いを感じてしまうでしょう。

誰が「ザウルス=オヤジ論」を流し始めたのかを追求するのはザウルス史(^^? を編纂する上でも重要なテーマの一つです。

「ザウルス=オヤジ論」はザウルスチーム自らもアイゲッティや次の新型を「これは若者向け」などという言葉で表現しているように現役ユーザーを(意図していなかったにせよ)侮辱していることになります。

またそのような言葉を非ザウルスユーザーが目にすると「今売られているザウルスを使うことがオヤジ的なのか?」と潜在意識に刷り込まれてしまいます。

ザウルスを使うことで「オヤジくさー」などと言われたらどうしよう?

周りにザウルスユーザーでもいれば「そんなことは無いから買え」とでも背中押ししてもらえますが、雑誌やWebを見れば「オヤジ」、ザウルスのニュースリリースを見ても「今度の機種は若者向け」的な表現で現行機種を「オヤジ向け」と印象づけてしまっています。

また、このような記事/Webを見た他のPDAユーザーもザウルスを評価する際には「ザウルス=オヤジ」という根拠のない情報を元にした自分のPDA優位論を展開するのです。

知らず知らずのうちに「ザウルス=オヤジ」が当たり前のような認識となり、正しいザウルスの姿が伝わりにくい状況となった結果、Palm優位論などが台頭するようになったのでは?

ざうまがを作っていてザウルス界の現在を見ていたつもりの私ですらすっかりザウルスオヤジ論を追認していたのですから恥ずかしい限りです(^^;

でも、それを否定できるだけのデータが無かったとも言えます。


◆ザウルスチームが否定しなかったら誰がする?

ザウルスの総本山であるザウルスチーム自らが現役ユーザーを年寄り扱いしてくれているのは言語同断の行為なのでもう止めてもらいたいです。

以前からざうまがで主張しているようにザウルスチームはユーザーアンケートなど取り「本当のユーザーの声」を聞く、「何に価値を見いだしているのか?」「どのような不満があるのか?」「何をしているか?」「何がしたいのか?」を知る努力をする必要があるでしょう。

ザウルスチームが本当のザウルスユーザー像を理解していないから雑誌のインタビューなどでもハード寄りの話しか出来ないし、弱気な「若者ユーザーが少ない」的な発言しかできないのです。

ザウルス関係はパソコン誌/モバイル誌でも露出が少なく、その記事もザウルスの真の姿を捉えていません。

数少ないザウルスの露出チャンスがザウルスチームへのインタビュー記事なのですが、そこでもザウルスのザウルスユーザーの真の姿は語られておらず、下手すると「今のユーザーはオヤジが多い」的な印象を植え付けてしまいます。

ユーザー像やザウルスの使われ方を把握していれば、「ザウルスオヤジ論」のようなネガティブキャンペーンに対してザウルスチームが先陣を切って

「ユーザーはオヤジではない」

「学生や女性だって多く使っている」

「このような面白い使い方をしている」

「オヤジ様が使えるならそれは素晴らしいことではないか」

と反論できたでしょう。

また、

「次のザウルスも年齢層に関係なく受け入れられるであろう」

「ザウルスにはデジタルデバイドが無いことを示す」

などのようにユーザー年齢層的な問題に対しても前向きな形で発言することができます。

ソフト面の少なさについても

「玉石混淆のPalmware7000本より珠玉のMOREソフト 200本」

「7000本のうち日本語化されているのは何本あるのだろうか? ザウルスなら日本語が当たり前、Palmユーザーは無理して英語版を使っていないか?」

「Palmの定番ソフトと言われるものはザウルスには最初から搭載されている」

「(Palmwareを取っ替え引っ替えするユーザーを念頭に)道具に使われるのではなくザウルは道具として使って頂いている」とでも言えるのでは? 

(Palm系ユーザーの反論は覚悟の上ね(^^;)

インタビューではザウルスの未来を語ることも必要ですが、現在のユーザーに向けて感謝の言葉や応援メッセージを含ませることもインタビュー対象に選ばれた人の役割の一つと心に留めておいてもらいたいです。

また、PalmのCEOに皮肉られたままにせず何か反論してみることも必要ね(^^;


◆と言って、他のPDAを攻撃しても意味は無いからザウルスをもっと知ってもらおう

ユーザーとしてもザウルスのユーザー像に関する客観的な資料が無いためにPalmを始めとする他のPDAユーザーからザウルスを揶揄されても反論のしようがなかったように思えます。

Palmユーザーから言われるとどめの一言が「オヤジくさー」「ソフトが無い」でしたから。

これを言われるとぐっと言葉に詰まったことでしょう。

Palmの事をネガティブに表現しようと思えばいくらでも罵詈雑言を考えつくのですが、それをしたところでザウルスが良くなるわけではありません。

それよりは誤ったザウルスに関する情報を少しづつでも補正し

「ザウルスの本当の姿はこうですよ」

「オヤジじゃないですよ」

と認識を変えて行く努力が最優先事項と考えています。

ざうまがを通じて読者のザウルスユーザーに

「もっと自信を持ってザウルスを語ろう」

「ザウルスに関する誤解を解こう」

「ザウルス仲間を増やそう」

と呼びかけているのはその一環で、ザウ本についても同様です。

Palm優位論が刷り込まれてしまい、ざうまがのスタンスが多少ふらついていましたが、MP3アンケートの結果を得てなすべき事や進む方向が定まってラッキーでした(^^)/

ざうまが1年半記念&配信部数6000部突破記念アンケートも間もなく開始する予定なので、より詳しいザウルスユーザー像がわかるような項目を考えています。