■ザウルスプラザの反省はあるのか?

シャープスペースタウンは1999年4月1日から開始された新しいWebですが、その前身はザウルスプラザです。(運営母体はザウプラが下請け、SSTがシャープ関連会社という違いはあります)

ザウルスプラザに関しては別ページで散々書いているように成長するインターネットに付いて来れずリンク切れを放置し腐りきった状況のまま長らく公開されつづけ、ユーザーの再三の忠告も無視しつづけた結果として廃止に至っています。

ザウプラの運営姿勢から見て取れた根本姿勢は「ザウルスのためにこのようなことをしていますというシャープ社内へのアリバイ作り」です。

本来の情報提供系Webが持つユーザーに情報を提供しよう、見てもらおう、役立ててもらおう、喜んでもらおうというサービス精神のカケラもありませんでした。

SSTはその反省の元にザウルスユーザーのためを思ったWebを目指すのかと思ったら、有償コンテンツ至上主義のユーザーに優しくないWebとしてスタートしました。


■SST開設によるザウルスへの悪影響

SSTを語るときに忘れてはならないのが、ほぼ同時に発売されたアイゲッティ、アイクルーズに対する影響です。

アイゲッティに関してはさほど影響は無かったのですが、アイクルーズにはSSTで販売されるクイックパスに関する拡張が急遽行われたようで、それが原因となったいくつかの問題点が発生しています。

また、アイゲッティ以降に搭載された「ユーザー登録」というプログラムはユーザー登録もするのですが、その際にSSTの情報会員や接続会員の登録を促す画面が表示されます。

情報会員は無償で会員登録できますが、接続会員というのは有償のプロバイダ契約です。

このときの画面上の説明がわかりにくく、ザウルスでスペースタウンのコンテンツを利用する場合には接続会員になる必要があると勘違いさせられます。

その結果、既にプロバイダに加入しているのにSSTの接続会員になってしまい、無駄な課金を強いられる結果となっています。

本来、ユーザー登録とプロバイダ契約は別のものであり、それを一緒にしてしまうというシャープさんの金儲け主義的方針は理解することができません。


つづく