■出力データ構造の基本

ザウルスの通常通信で送受信されるデータの構造は以下のようになっていま す。

"i","SCRT","NAME","NAPR","TEL1","FAX1","OFCE","OFPR","SCTN","PSTN","ZIPC","ADR1","BRTH","RMRK","CHK1","CHK2","CHK3","CHK4","ASCT"
"T","シークレット","個人名","個人名読み","電話番号","FAX番号","会社名","会社名読 み"," 所属","役職","郵便番号","住所","生年月日","備考","暑中見舞い","年賀状","お中元","お歳 暮"," 交際録"
"D"," ","冨樫吉徳","とがしよしのり","03-1234-5678","03-1234-5678","株式会社 ライ フ・メディア・テクノロジー","らいふめであ",,"代表取締役","121","東京都足立区","19961008    ","MEM1:備考データ1行目.備考データ2行目..","○","×","△",,"MEM1:交際録 1行目.交際録2行目.."

このデータは、いわゆるCSV形式になっています。

上記例はPI7000の例ですが、このデータ構造(並び順)が変わっていること があります。

これは、ザウルス以前の電子手帳DBシリーズのデータをパソコンリンクを 利用して移行した場合に見られる現象です。

インデックス行を正しく理解して処理するタイプのソフトは正常に機能しま すが、決めうちしているソフト(ZauBASE)の場合はデータを読み違える問題が生 じることがあります。


■データ構造

  1. "i"(または"I")で始まる行
  2.  インデックス行と呼ばれ、データの並び方を表しています。
     4文字のデータ識別子を持ち、この識別子は一連のシャープ製電子手帳間で 互換性を持ちます。

  3. "T"で始まる行

    タイトル行と呼ばれ、データの意味を表しています。

  4. "D"で始まる行

    実際のデータが含まれています。


■インデックスとその意味/書式

index タイトル データ書式 データ書式に関するコメント
i T D  
SCRT シークレット シークレット設定時 "*" 未設定時 " "  
NAME 個人名 ザウルスで入力可能な全文字種  
NAPR 個人名読み 絵文字、特殊記号以外の全角文字(8文字) 8文字以上を転送してはいけない
TEL1 電話番号 ザウルスで入力可能な全文字種  
FAX1 FAX番号 ザウルスで入力可能な全文字種  
OFCE 会社名 ザウルスで入力可能な全文字種  
OFPR 会社名読み 絵文字、特殊記号以外の全角文字(8文字) 8文字以上を転送してはいけない
SCTN 所属 ザウルスで入力可能な全文字種  
PSTN 役職 ザウルスで入力可能な全文字種  
ZIPC 郵便番号 ザウルスで入力可能な全文字種  
ADR1 住所 ザウルスで入力可能な全文字種 途中改行するときは(&h1F)を埋め込む
BRTH 生年月日 ザウルス日付書式 YYYYMMDDHHMMSS の書式
RMRK 備考 MEM1:備考文字列 + &H1E + &H0C 途中改行するときは(&h1F)を埋め込む
CHK1 暑中見舞い "○" ,"×","△" ,"" のみ入る  
CHK2 年賀状 "○" ,"×","△" ,"" のみ入る  
CHK3 お中元 "○" ,"×","△" ,"" のみ入る  
CHK4 お歳暮 "○" ,"×","△" ,"" のみ入る  
ASCT 交際録 MEM1:備考文字列 + &H1E + &H0C 途中改行するときは(&h1F)を埋め込む

データ構造における注意点

  1. シークレット

    シークレットは、設定ありの場合、半角の"*"(アスタリスク)となり、なし の場合は" "(半角のスペース)となります。

  2. 読みに使える文字種、文字数

    読みに使える文字種、文字数を間違えた場合通信エラーで済む場合と、ザウ ルスに転送されてしまった後にエラーになる場合があります。

    後者の場合、最悪の場合はザウルスを完全初期化しないと直らない可能性が あります。

  3. 生年月日のデータ書式

    生年月日のデータ構造はザウルスの日付書式に準じるため4桁の西暦+2桁 の月+2桁の日付+2桁の時間(24時間制)+2桁の分+2桁の秒という構成 になりますが、時間以降のデータは省略されます。

    このとき、時間の部分は6文字文の半角スペースに置き換える必要がありま す。(19961008   )

    もし、NULL(無文字)にしてしまうと、ザウルスへの送信時にエラーになり ます。

  4. チェックリスト(見舞い〜お歳暮)

    チェックリストは記号がそのまま文字列になりますが、?の場合はNULLにな ります。

  5. 備考、交際録のデータ構造

    備考と交際録の実際のデータに先行して(MEM1:)という文字列が付きます 。

    またデータの末尾に(&H1E , &H0C)という文字列が付加されている必要があり ます。

  6. 特別な意味を持つ制御文字

データ途中の改行を行う場合には(1行目 + &H1F + 2行目)のように、改 行コードとして(&H1F)を埋め込む必要があります。

プログラムを組む場合データの最後には明示的に"EOF(0x1A)"を付けておく方が良いでしょう。(または付けずに転送プログラムで付加しても構いませんが、EOFが二重になっても問題は無いはずなのでファイル中に付けるようにします)