■parsmailとは

parsmailのWebを見ると広告収入をベースとしたフリーメールサービスのようです。

フリーメールサービスとはWeb上に広告を載せたり、フリーメールに登録したユーザーに対して定期的なDMなどを行う代わりに無料でメールアドレスを提供するというものです。

他のWebメールサービスがトップページに過剰なまでの広告を掲示しているのに対しparsmailは割とシンプルなトップページとなっており、ザウルスでアクセスしてもさほど負担になりません。

その反面、フレームを多用したページ構成のためどの画面(フレーム)に何があるかを把握していないと使い勝手が悪くなります。


■parsmailの実際

1.ユーザーアカウントを取得する

まず、最初にparsmailを利用するためのアカウントを取得する必要があります。

parsmailにアクセスして、サインアップします。

parsmailはサインアップ項目が少ないため登録が簡単です。(他のWebメールサービスは名前、性別、年齢から住所、収入、趣味等々登録する必要があります)

ザウルスでサインアップできますが、パソコンを使ってサインアップしてpars mailがどのような画面構成になっているかを確認しておくと良いでしょう。

pars-first.gif (5417 バイト) pars mailの初期画面

ザウルスでアクセスするとフレームに対応していないというメッセージが表示されますが、フレームにタッチすると各種画面が表示されます。

pars-second.gif (19663 バイト) フレーム内データの表示

メインフレームにタッチしてpars mail のメイン画面を表示します。

まず、"sign up"にタッチしてメールアカウントを取得します。

pars-singup-1.gif (8939 バイト) サインアップ step1

この画面にはpars mailの規約が表示されています。

pars-signup-2.gif (6491 バイト)
pars-signup-3.gif (7724 バイト) 規約に同意する

規約に納得できたら"I Accept"にタッチします。

pars-signup-4.gif (6847 バイト) サインアップ step2

ここでログインネームとパスワードを登録します。

ログインネームがメールアドレスになります。

左の例ではログイン名が"zaubase"、メールアドレスが"zaubase@parsmail.com"となります。

登録したらEnterの画像にタッチします。

pars-signup-5.gif (17461 バイト) サインアップ完了

サインアップが正常に終了するとこの画面が表示されます。

もし、既にログイン名が登録されていた場合は再度ログイン名を入力するように促されます。


2.pars mailを使う

 サインアップが完了しアカウントが取得できたら実際に使ってみます。

pars-use-1.gif (17142 バイト) ログイン

最初の画面でログインネームとパスワードを入力します。

入力後"Enter"にタッチします。

pars-use-2.gif (5317 バイト) ログイン直後の画面

フレーム構成のページのためこのようなエラーメッセージが表示されます。

pars-frame-top.gif (17768 バイト) pars-frame-up.gif (4103 バイト)
フレーム:機能メニュー フレーム:上部
pars-frame-cont.gif (6409 バイト) pars-frame-down.gif (8172 バイト)
フレーム:メールメニュー部分 フレーム:下部

3.各フレームの内容

pars-frame-top.gif (17768 バイト) 機能メニュー

 ここのボタン(画像)で各種機能を選択します。

address book:住所録
configuration:メール設定(POPサーバ設定他)
check mail:メール着信チェック

pars-frame-cont.gif (6409 バイト) メールメニュー

 ここのフォルダアイコンでメール関連機能を選択します。

In Box:受信メールボックス
Sent Item:送信メールボックス
Trash Bin:削除メールボックス

pars-frame-up.gif (4103 バイト) フレーム上部

 ここには様々な情報が表示されますが、メール受信の場合はメールサーバ上に残っているメールリストが表示されます。

pars-frame-down.gif (8172 バイト) フレーム下部

 ここにメールの内容が表示されます。

 pars mailは日本語も化ける事無く表示することができます。

4.POP3メールの設定

他のプロバイダのPOPサーバにログインするためにユーザーIDやパスワードなどのアカウント情報を登録することができます。

注意:POP3メール機能を利用する場合にメールアカウントやパスワードを登録するのですが、Webメールサービス提供者がミスしてそのアカウントやパスワードを漏らしてしまう場合や、悪意を持って流用する可能性もあります。

このあたりのリスクを十分承知の上、POP3メール機能を利用するかどうか判断して下さい。

pars-pop3-1.gif (14826 バイト) POPサーバ設定

 自分の利用しているプロバイダの受信メールサーバに関する設定を行います。

 サーバから読み出したメールをサーバに保存しておくのか、削除するのかも設定できます。

pars-pop3-2.gif (18742 バイト) メールの読み出し結果

 通常のメール受信と変わりなく日本語も文字化けせずに表示されます。

5.メールの送信

Web上でメールを作成して送信する事もできるのですが、MI-500/MI-100系ではWeb上のテキスト入力が全角127文字しかできないという制限があり、実用的ではありません。

MI-610は1200文字まで入力できるのである程度は使えるはずです。

pars-send.gif (15305 バイト) 送信メール作成

 宛先やタイトルなどといったメールの内容を登録します。

 宛先に関してはアドレス帳に登録してあればそちらを参照して取り込むことができます。


■pars mailの実用度

とりあえずザウルスで使えるWebメールサービスとして活用できそうです。

POP3メール機能を上手く使えば、1回のWebブラウズで必要なメールを読むことができます。

ザウルスの場合は複数アカウントに対応していないため、複数プロバイダのメールを読む場合は1ヶ所に転送しておいて読むか何回も接続する必要があるのですが、pars mailなら1アクセスで登録しておいたプロバイダからメールを読み出すことができます。


受信したメールはインターネットライブラリの「ページ保存」機能で保存しておけば後から読むこともできますし、そこから引用して返信を書くこともできます。

日本国内での出番は少なそうですが、万一海外に出た時にローミングサービスが上手く利用できない場合などにpars mailのPOP3メールサービス機能を利用して読み出すことができるでしょう。(ただし、Webブラウザができることが前提ですが)

仮にザウルスでアクセスできない状況でも出張先であればオフィスのパソコンを借りてWeb上からメール送受信ができるでしょう。

私の利用方法としてはインターネットカフェでメールを読み出す時に使っています。