■海外からのNIFTY SERVE利用

パワーザウルス(ザウルスポケット/カラーザウルス)のNIFTY接続を使う場合、国内なら接続メニューを利用して簡単に繋ぐことができますが、いざ外国から利用しようと思うと途端に面倒な手順が必要となります。(Comp Serve経由の利用など)

もし、現在加入しているプロバイダが海外にアクセスポイントを持っている場合は"TELNET"を使えば簡単に接続することができます。

ただし、この場合はザウルスネットのアイコンが使えないのでNIFTYの各種コマンドを使う必要があります。

また、この方法は国内でもNIFTYをインターネット接続している場合にも有効です。(テレホーダイ+固定料金制プロバイダを使っている場合に特に有効)

受信したデータは通常のNIFTY接続同様に「通信記録」に保存されるのでいつでも見ることができます。

telnet TELNETの接続設定

接続先はインターネット接続先と同じ物を指定します。

TELNETサーバを指定します。

telnet2 TELNETサーバ設定

NIFTYの場合は r2.niftyserve.or.jp です。

PC-VANは pcvan.or.jp で繋がります。

telnet3 接続手順

TELNETを使う場合は自動接続手順が使えないので手入力で各種情報を入力します。(インクワープロデータ送信でできないこともないのですが、不安定です)

コマンドプロンプト 入力する情報
Enter Connection-ID---> SVC  改行
Enter User-ID---> 自分のNIFTY用ID
Enter Password---> 自分のNIFTY用パスワード

ここまで入力するとNIFTY のメニューが表示されます。

SVCという文字列や自分のID,パスワードをパワザウのインデックスメニューにある「ユーザー辞書登録」で登録しておくと簡単に入力できます。

見出し語 登録語
SVC
自分のID
パスワード

■TELNETを素早く使う

NIFTYのメールなどは転送機能を使ってインターネット用のメールアドレスに転送しておけばNIFTYに繋がなくても読めますし、NIFTYへのメールもメールアドレスの後ろに @niftyserve.or.jp と付けておけば(例 NAH00465@niftyserve.or.jp)相手のNIFTYメールボックスに送信できます。 (98/06/15の時点ではNIFTYのメールサーバ上にあるメールも他のプロバイダから接続して直接読み出せるようになりました)

ここではそれ以外のフォーラムなどの利用を素早く行うためのテクニックを解説します。


■インクワープロデータ送信の画面

telnet4 インクワープロデータ送信を選択するとインクワープロ上に登録されているデータ一覧が表示されます。

インクワープロでコマンド文字列を記述するときにコマンドだけを書いても良いのですが、一覧で見るときに分かり易いように1行目にはコメントを書いておくと良いでしょう。


■インクワープロの活用

TELNETを素早く使うためのコマンド例 インクワープロに記述するコマンド 補足説明
接続 接続
SVC
NAH00465
PASSWORD
この方法で上手く行くときと行かない時があります。
タイミングだと思うのですが、確実にしたい場合は上記で説明したユーザー辞書を使う方が良いでしょう。
フォーラムの未読を読み込む FZ MES5,6,15読み込み
SET PAGE OFF
GO FZAURUS
MES 5
MRE
MES 6
MRE
MES 15
MRE
OFF
FZ MES5,6,15読み込みの部分はコマンドではなくこのコマンド文字列が何のための物かを現したコメントです。

コメント部分も送信されますが、NIFTY側で「コマンド違い」としてメッセージが出るだけです。

あまり大量のコマンドを連続して送出するとNIFTY側で取りこぼす場合があるので適度に分けた方が無難です。

OFFコマンドを付けると読み込み後、接続を切ります。

メールを素早く送る まると宛
MAIL
2
TO:NAH00465
SUB:メールタイトル
 メール本文を書く
/POST
メールには1通づつ"MAIL"コマンドを付けておいた方が良いでしょう。
未読メールを受信する 未読メール
DOW NEW PROT:NON
1
2
未読メールを無手順でダウンロードして「削除しない」コマンドです。

こうしておくと迅速に未読メールを読み出すことができます。

この後に"OFF"を付けておけば未読メール受信して切断ということが簡単にできます。

これ以外の各種サービスを利用する場合にも応用できますので活用して下さい。

海外旅行に行っていきなり技を使うのではなく、日本国内のアクセスポイントに繋いでどのように動作するのかをチェックしてから本番に臨みましょう(^^)V