■PPP接続設定ファイル

このファイルにはプロバイダに接続するための設定を記述します。

接続経路(現時点では内蔵モデムだけです)、電話番号、コネクションID、パスワード、DNSアドレスなどを記入します。


■PPP接続設定ファイルの編集

MOREソフトを展開すると"SINPPPIP.INF"というPPP接続設定ファイルも展開されます。

テキストエディタMOREソフトも同時に提供していますが、こちらを利用してPPP設定ファイルを編集して下さい。

なお、パソコンで"SINPPPIP.INF"を編集することもできますが、この場合改行コードを「LFのみ」に設定できるエディタでないと正常な形式のファイルにすることができません。(秀丸ではこの設定ができます)

#行頭が#で始まる行はコメント行
#改行コードはLFです。

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# Speaker は接続時に音を
# 出すかどうかを指定します。
# Speaker 1:on 0:off
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Speaker=1

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# DialType は接続回線に
# あわせてください。
# ISDN公衆電話の場合は
# トーンです
# DialType 1:トーン 2:20ppsパルス

#  3:10ppsパルス
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DialType=1

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# DialNumberにはプロバイダの
# アクセスポイント電話番号を
# 記述します。
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DialNumber=052-229-2005

#DialNumber=052-324-2711

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# このバージョンでは「内蔵」のみ
# 対象としています。
# ModemType 1:内蔵 2:外部(PHS) 3:カード
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ModemType=1

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# ModemInit にはモデム初期化
# 文字列を記述しますが、内蔵
# モデム利用の場合は設定不要です。
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ModemInit=
#ATV1&C1&K3&S0\A3\N5\V1\Y1%E1#M=0
#ATE0#SB1
#&K3%%C2

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# Modem(Max)Speedは内蔵のときは
# モデムと同じ値を指定します。
# 通信回線の状況に応じて変更して
# ください。
# 9,600 14,400 28,800が指定可能
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ModemSpeed=33600
ModemMaxSpeed=33600

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# ModemOutline
# ModemOutNumberは外線を使う
# 場合の設定です。(公衆回線の
# 場合は変更不要。
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ModemOutLine=0
ModemOutNumber=

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# ConnectIDにはPPP接続IDを
# 指定します。
# パワザウでプロバイダを登録する
# 場合の「コネクションID」を指定
# します。
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ConnectID=

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# ConnectPasswardにはPPP接続
# パスワードを指定します。
# コネクションパスワードを
# 指定します。
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ConnectPassward=

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# ConectScriptは接続手順を
# 必要とするプロバイダのために
# 用意されています。(通常は
# 必要ありません。
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ConnectScript=F0:pppscrpt.txt

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# IPAdressにはザウルス側の
# 設定3で指定している場合に
# 指定します。(通常は指定
# しません)
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IPAddress=

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# GetIPAddress 1:サーバから取得
# 2:自分で設定
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GetIPAddress=1

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# GatewayAddress とAddressMaskは
# 変更不要です
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GatewayAddress=
AddressMask=255.255.255.0

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# DNS1/DNS2Addressは設定3で
# 設定しているものを設定します。
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DNS1Address=203.141.160.83
DNS2Address=203.141.160.82

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# 以下のパラメータは変更している
# 場合に変更してください。
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ZaurusPackSize=1500
ServerPackSize=1500
#ZaurusAuth 1:ザウルス側ユーザ認証あり 0:なし
ZaurusAuth=0
#ServerAuth 1:サーバ側ユーザ認証PAP 0:なし
ServerAuth=1
ZaurusPackPrtcl=0
ServerPackPrtcl=0
ZaurusPackAddr=0
ServerPackAddr=0
ZaurusCharMap=0000A000
ServerCharMap=FFFFFFFF
ZaurusPackTCP=1
ServerPackTCP=0
Speaker=1 PPP接続が上手くできるまでは"1"に設定しておいてダイヤル音や「ピーひゃら音」を確認して下さい。
DialType=1 パルス、トーンどちらでも接続できます。
DialNumber=052-229-2005
ダイヤルナンバーにはお使いのプロバイダのアクセスポイントの電話番号を記述して下さい。
 複数のプロバイダにHPがある場合は登録しておいて#を使ってコメントアウトしておくとよいでしょう。
ModemType=1 いろいろ試したのですが、現時点で"1"の内蔵モデムしか正常に通信できません。(カードで321Sを差しても上手くできません(T_T))
ModemInit=
#ATV1&C1&K3&S0\A3\N5\V1\Y1%E1#M=0
#ATE0#SB1
#&K3%%C2
ここの設定は不要です。

PHSカードなどで上手く初期化コマンドが設定できれば通信できるかも?

ModemSpeed=33600
ModemMaxSpeed=33600
内蔵モデムの場合はこの設定のままで大丈夫です。

回線状況によっては速度を下げる必要があります。

外部(PHS)を指定した場合は57600を設定します。

ModemOutLine=0
ModemOutNumber=
外線に関する設定です。

動作検証はしていませんが、外線を利用する場合はModemOutlineを"1"にしてModemOutNumberに外線番号を指定します。

インターネット接続設定1

参考)パワザウのインターネット接続条件画面

ConnectID= ここにはプロバイダに接続するためのコネクションIDを記述します。
ConnectPassward= 同様にコネクションパスワードを設定します。

メールアカウント等は設定する必要がないため項目がありません。

ConnectScript=F0:pppscrpt.txt この設定はプロバイダの接続時にログインスクリプトを必要とする場合のものです。

ザウルス内部に"pppscrpt.txt"というファイルを作り接続手順を書けばその通りの接続をおこないます。

"pppscrp.txt"がなければこの行は無効となります。

接続条件3
参考)接続設定3

IPAddress= プロバイダから固定的にIP青Dれすが割り当てられている場合にここに記述します。
GetIPAddress=1 通常はサーバからもらう設定にします。
GatewayAddress=
AddressMask=255.255.255.0
ここも変更する必要はありません。
DNS1Address=203.141.160.83
DNS2Address=203.141.160.82
プロバイダから指定さいれているDNS(ネームサーバ)アドレスを設定します。

DNSアドレスがが一つしか無い場合はDNS1Addressのみ指定します。

 これ以下の設定は特に変更する必要はないはずです。

->次はFTPサーバに関する設定