PalmPilot/WorkPad

■柔軟性の高いPalm系PDA

PalmPilotはアメリカ生まれのPDAなのですが、オープン指向のハード/ソフトであるため日本人有志の手により早くから日本語化がなされてきました。

WrokPadコンパクトなボディーに必要最低限のソフト/高速な起動という快適なPIM(アドレス帳や住所録、スケジュールといったもの)動作により利用者が増えていました。

その後IMBからWorkPadとして日本語化がなされ、さらにユーザーが増えています。

WorkPadの優れているところは、WorkPad単体で全てのことを行おうとはせずにパソコンとの連携を前提としている点にあります。

PalmPilotの登場直後はメール送受信機能が無く、パソコンで受信したメールを転送してWorkPad上で見る、返信メールを作り再度パソコンに転送してパソコンから送信するという仕組みになっていました。

後にユーザーがWorkPad単体でメール送受信できるソフトハードを作り上げて現在は単体のメールもできるようになっています。

また、Webブラウジングも同様で、当初はパソコンで表示したホームページデータをWorkPadに転送して見るだけだったのですが、現在はブラウザソフトもWorkPad上で動いています。

WorkPadの内蔵ソフトは必要最小限ですが、ユーザーが欲する機能は後からパソコン経由でソフト追加でいるようになっており無限の可能性を秘めたPDAと言えます。


■既にあるPalm系専用書籍データWeb

Palm系の場合も青空文庫の書籍データをダイレクトに利用できるわけではなく、Palm系のテキストデータ標準形式であるDOC形式に変換する必要があるためユーザー有志がDOC形式に変換済みのデータを公開しています。

DOC形式の良い点はデータを圧縮できるという点で、メモリ容量の小さなPalmに優しい仕様のデータ形式です。

・Pal Macの「青空文庫パーム本の部屋」
http://members.xoom.com/palmacx/aozorapalm.html 

・Muchy's Palmware Review!の「DOCデータ」
http://muchy.com/review/docdata.html 

・PDP Pilot Data Paradiseの 「Blue Sky」
http://www.din.or.jp/~myusa/bsky.htm 

それぞれに特色のある書籍データが公開されています。


■Palm系で読書

Palm系の場合、本体にはモデムが内蔵されていないため、別途通信用アダプタが必要となります。

一旦パソコンでダウンロードしてから通信等でPalmに転送する場合はHotSyncなどで簡単にできます。

Palm上でDOC形式ファイルを表示する読書ツールも多数存在します。

・DOC関連ツール紹介
http://muchy.com/review/docapp.html 

横書きだけでなく縦書きなどにも対応しているツールもあります。


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