■使われなくなったCDFファイル

この解説を書いた当時はIneternet Explora4.0が公開されたばかりでCDFファイルによるチャンネル定義がブームになりつつあったのですが、その後のIE5.0ではチャンネルに対する重要度が低くなりました。

そのためCDFを置くWebも大変少ないのが現状です(^^;


■CDFファイルとは

CDFファイルというのはChannel Definition Fromatの略称でインターネットエクスプローラ4.0から搭載されているActive Channel用の「チャンネル定義」を記述したファイルです。

 IE4.0を使っている人はご存じの通り、アクティブチャンネルはプッシュ型サービス(ユーザーが読みたいホームページににアクセスしなくても自動的に最新情報を通知/更新する機能)を実現するために実装された機能です。

このチャンネルに登録しておくと各チャンネルが設定した更新間隔に基づき(ユーザー側の設定も可能)ブラウザが自動的に読みたいホームページを自動参照しもし更新されているようであれば更新マークを付けたり自動的に更新されたページをダウンロードしてブラウザのキャッシュデータとして保存します。

この手のサービスとしてはNetscape NavigatorのNetcaster、ポイントキャストのPointCastなどがあります。

IE4.0には「購読」という設定項目もあり、任意のホームページを任意のタイミングで更新情報を取得したり自動ダウンロードを行う機能もありますが、それぞれの購読定義(対象ページ、更新間隔)はユーザー側で設定する必要があり、やや面倒です。

CDFファイルにはホームページ製作者側でお勧めのページや更新間隔を定義しておくことができるため、ユーザー側ではそのCDFファイルを読み込むだけで購読の定義が完了します。(読み込みといっても当ページで行っているようにアイコン画像にリンクしておくだけでクリックすれば勝手にCDFファイルを読み込み「購読ウイザード」が起動します)

CDFファイルの作成はMS-FrontPage98を使うとチャンネル定義ウイザードが利用できるため特に構造を知る必要も無いのですが、ページの追加などを考えると手作業で行えた方が便利なので構造を把握してみることにしました。


■CDFファイルの構造(ZauBASE on Internet暫定版)

 CFDファイルを記述はXMLで行います。

CDFファイルに記述する内容 意味
<?XML Version="1.0" Encoding="x-sjis" ?> HTML拡張タグ
<Channel HREF="index.htm" BASE="http://www.asahi-net.or.jp/~ef8y-tgs/" SELF="channel.cdf">
CDFロケーション CDFファイルのURLに関しての情報
<A HREF="http://www.asahi-net.or.jp/~ef8y-tgs/index.htm"></A>
<Title>ZauBASE on Internet</Title>
<Abstract>Zaurusを中心とした各種PDAの情報を提供します。</Abstract>
メインページのURLとタイトル及びページ内容の紹介文
<Logo HREF="pdflogo_wide.gif" Style="Image_wide" /> ブラウザのアクティブチャンネルバーに登録するロゴ(ワイドサイズ 194*32ドット)
<Logo HREF="pdflogo.gif" Style="Image" /> デスクトップチャンネルバー用ロゴ80*32ドット
<Logo HREF="pdficon.gif" Style="Icon" /> アクティブチャンネル用アイコン
<Schedule>   <IntervalTime DAY="1" /> </Schedule> 更新スケジュール(この例では1日単位)
<Item HREF="index.htm">
        <A HREF="http://www.asahi-net.or.jp/~ef8y-tgs/index.htm"></A>
        <Title>まると (冨樫 吉徳) のZauBASE ザウルス カラーザウルス パワーザウルス情報</Title>
        <Abstract>ZauBASE on Internetではザウルスを中心に各種PDAの情報を提供します。</Abstract>
        <Usage Value="Channel">
        </Usage>
</Item>

<Item HREF="zb_program/zaubase.htm">
        <A HREF="zb_program/zaubase.htm"></A>
        <Title>ZauBASEシリーズ総合説明</Title>
        <Abstract>ザウルスシリーズ用ソフトウェアZauBASEシリーズを公開しています。</Abstract>
        <Usage Value="Channel">
        </Usage>
</Item>

チャンネルに登録してあるその他のページ情報とタイトル、紹介文

<Item...> 〜 </Item>が一つの単位となり、複数ある場合は同様の記述方法で追記します

 

</Channel> チャンネル定義の終わり

■アクティブチャンネルに追加してもらうには

こうやって作成したCDFファイルはロゴなどにリンクしておきます。

ホームページの閲覧者がそのロゴをクリックすると購読ウイザードが実行されてアクティブチャンネルに追加されます。

・ちょっとundocumentedな話 

CDFファイルの解説を読むとチャンネルバーに表示するロゴのサイズは横80ドット、高さ32ドットのGIF画像を作るようにという説明になっています。

ところがIE4.0のチャンネルバーにはじめから登録されているチャンネルのロゴ画像は194*80ドットのものばかりです。

この中に80*32ドットのロゴを表示させると見た目が貧弱なので194*32ドットのロゴを表示させるようにしようとあれこれ調べてみました。

当初ロゴサイズを194*32ドットで作成して登録すれば良いのかと考えたのですが、実際に登録してみると80*32に縮小されてしまいます。

そこで他のCDFファイルを覗いてみたところ、<Logo HREF="pdflogo_wide.gif" Style="Image-wide" />のような記述があることに気付き、この記述(Style = "image-wide")を加えたところ無事192*32ドットのロゴをチャンネルバーに登録することができました。

結果的にCDFファイルを登録する場合にはデスクトップようのアクティブチャンネルバー用の80*32ドットロゴ、IE4.0用の194*32ドットロゴ、アイコン用の16*16ドット画像が必要となります。


アクティブチャンネルバーについては多分ページ追加をするとその情報を自動更新すると思いますので、ZauBASE on Intenet上のコーナーが増えたときにはそのリンクを随時追加しようと思います。

Netscape他のユーザーとっては何のメリットもありませんが、IE4.0を御利用の皆様はぜひ、インデックスページに登録してあるをクリックしてアクティブチャンネルに追加してください。

なお、アクティブディスクトップに対するホームページの最適化ができていないため、表示するとあまり見栄えが良くないと思います。(作者自身は危険防止のためアクティブディスクトップは使っていません(^_^; <-かつて使っていて何度もひどい目にあったので止めてしまった)

現在は置いていません(^^;

IE5.0でも有効なのですが、あまり活用していません。