■より小型化される赤外線インターフェース

ザウルスシリーズの特徴は赤外線インタフェースです。

この部分のパーツは年々小型化が進み、現在は送信用赤外線LED(発光ダイオード)1個、受信用フォトトランジスタ1個の構成です。(PI5000には2個のLEDがありました)

ザウルスの赤外線通信はASK規格ですが、部品レベルではIrDAと互換があるので、ファームウェア等を対応させればIrDA通信が可能なのかもしれませんし、CPUの処理速度限界でIrDAの速度を活かせないのかもしれません。(本当は設定項目が増えたり、過去の機器やリンクソフトとの互換性が問題になるのだと思います)

デジカメやビデオカメラを持っている人は赤外線通信の実行中に赤外線インタフェースの部分を撮影すると赤外線LEDが明滅する様子が分かるはずです。

赤外線インタフェース(正面より)

本来はこの全面に黒い赤外線フィルタが装着されています。

左の金属ケース内が赤外線フォトトランジスタで、その右が赤外線LEDです。

赤外線インタフェース拡大(上面より)

左が赤外線LEDで、右が赤外線フォトトランジスタです。

参考画像

パソコン用の赤外線インタフェース CE-IR5です。

IrDA-ASK互換だが基本状態がIrDAのためザウルスとの通信にはASKモードに変更する必要がります。(対応しているアプリはほとんどありません)