■ワンチップCPU搭載のCE-PA1

結構値の張るCE-PA1(希望小売価格22,000円)ですが、それなりの構造になっているようです。(でも、部品単価を積み上げると2,000円にもならないのでは?)

CE-PA1全景
CE-PA1はデジタル携帯電話アダプタのCE-DA3などのようにオプションポート15に接続します。

接続しているPHSは32Kパルディオ312Sです。

やや問題なのは、CE-150TSのようなロックパーツがないため上下逆にしても差し込めてしまうという点と引っ張れば抜けてしまうという点です。(コネクタの摩擦で保持しているので劣化したときには多分抜けやすくなるのでは?)

CE-PA1解剖(その1)
CE-PA1の外装パーツを外した状態です。

この状態で見えるのが日立のH8というワンチップCPUとクロックパーツです。

CE-PA1解剖(その2)
CE-PA1は2つの基盤から成り立っています。

右側が上の画像で見える基盤の裏側になります。

左側にはフラッシュメモリバッファメモリインタフェースIC等が搭載されています。

ケーブルの途中に見える黒いパーツはノイズ防止のためのフェライトリングです。

CE-PA1解剖(その3)
上図左側の基盤の裏側です。

シャープオリジナルICが搭載されています。

ジャンパ線


購入したCE-PA1は発売直後に購入したもので初期ロットと考えられます。

そのためか、基盤上にジャンパ線が見られます。

解剖その1左側画像の左下にはジャンパ線、解剖その3でオプションポート15用コネクタの部分抵抗が接続されています。

この抵抗はCTSとDSRを接続しているのではないかと考えています。

CE-PA1A付属ICカード

CE-PA1A(PI8000専用)に添付されているICカードです。

このカードを差し込むと内部のファームウェアが書き換えられてPIAFS対応になります。

書き換え後に変わった点は、NIFTYのPIAFS対応アクセスポイント用の接続手順であるROAD7に対応したことと、PTE接続の場合にPTE用電話番号を通常の接続左記番号の前につける機能が増えました。

こちらのカードは1回使うと不要なので解剖してみました