■目玉はSH3 7709A

従来のザウルスはSH3の7708Sモデルが登載されていましたが、アイクルーズには高速モデルの7709Aモデルが登載されています。

SH3に関する詳細情報はこちら


■CPU周り

lsi-sh3.jpg (14989 バイト) SH3(SH7709A)

従来のPinタイプからBGAタイプのパッケージに変更されており、省スペースを実現しています。

120という数字から120MHzかと思っていたのですが、SH3の製品情報を見ると133MHzが上限クロックとなっているようです。

・7709A概説
http://207.240.45.24/card/SH7709A.html 

lsi-clock-cpu.jpg (6444 バイト)CPU用クロックジェネレータ

lsi-sharp-sc-m014a.jpg (13909 バイト) SC-M014A

こちらは従来機種に搭載されていたASICのSC7B200FPなどの後継チップなのでは?

I/Oコントロール関係だと思うのですが、液晶パネル制御もしているかも。

lsi-clock-sharp.jpg (4425 バイト)クロックジェネレータ

lsi-sharp-lr38562.jpg (20654 バイト) LR38562

このチップはザウルスシリーズ全般に登載されています。

パワーザウルスMI-610やMI-310ではLR38535、コミュニケーションパルではLR38562になっています。

共通の機能となるとOS周り、フォント、アイコン・ボタンなどの共通リソースのような気配を感じます。

lsi-sharp-lz9gd25.jpg (9554 バイト) LZ9GD25

このチップの裏側に拡張インタフェースコネクタがあります。

他の機種には見られないチップなので、それの制御用かな〜?


■モデム周り

lsi-cl-md3451dt.jpg (12499 バイト) CL-MD3451DT-VC-C

これはシーラスロジック製モデムチップです。

初代パワーザウルス(MI-506)の頃から登載されていますが、本来はMD3451、MD4450、MD1724がワンセットで利用されるようです。

ところがMI-610以降はMD4450が省略されています。 4450はシリアルポートと3451を繋ぐためのインタフェースとなっており、直結可能な回路の登載で不要になったものと思われます。

lsi-clock-modem.jpg (4474 バイト)モデム用クロックジェネレータ

lsi-611y29.jpg (5031 バイト) SC-611Y29

これは不明ですが、MD3451とMD1724Tとの間に存在します。

他の機種には搭載されていません。

lsi-md1724t.jpg (8455 バイト) CL-MD1724T

MD3451はデジタル処理系ですが、電話回線はアナログ系です。

この間の接続を行うのがこのチップの役割です。


■メモリ周り

lsi-toshiba-th58v128ft.jpg (9133 バイト) TH58V128FT

これは東芝のスペックシートに載っていましたが、128MBitのE2PROMです。

これがいわゆるアイクルーズのユーザーメモリ相当かな〜?

lsi-sharp-lhmdirtf.jpg (11500 バイト) LHMDIRTD/LHMDIRTF

これが良くわからない(^^? シャープHPで検索してみたけれどノーヒット。

多分アプリケーションを格納しているフラッシュメモリだと思うのですが、2個使うことで32ビットアクセスに対応しているのかな?

lsi-hitachi-5165165ltt6.jpg (9327 バイト) 5165165LTT6

これは動作用メモリに該当するD-RAMです。

アイクルーズは公称8MBとなっているため、64MbitD-RAMのようです。