■CE-AP1はMI-P10に合わせたデザイン?

CE-AP1のデザインは2000年7月14日発売のMI-P10に合わせたようです。

MP3プレーヤー MI-C1とMP3プレーヤーキット

オプションポート16に接続します。

コントローラ部にヘッドホンジャックがあります。

MI-P1とCE-AP1 MI-P1とCE-AP1

大きいのか小さいのか悩むところ。

img-cl-p10-all.jpg (25140 バイト) MI-P10

CE-AP1はこれに似合うデザインです。

■仕様(シャープ(株)ニュースリリースより)

項目 概要
発売時期 2000年7月7日
標準価格 17,000円
対応機種 MI-C1/EX1/P1/P2/310。
接続 オプションポート16に接続します。
サイズ 36.0 x 67.5 x 12.5mm 26g ケーブル70cm
添付ヘッドホンケーブル長95cm
キット内容 MP3プレーヤー本体、ヘッドホン、CD-ROM、ソフトケース
添付ソフト MP3プレーヤーMOREソフト
Real Player 7 Basic日本語版
ザウルスプラグイン(Real Jukebox用)
再生方法 メモリカード上にMP3ファイルを転送(またはダウンロード)してそのファイルをMP3プレーヤーソフトでコントローラに転送、そのコントローラ上でMP3データをデコードしてヘッドホンで聴くことになります。
MP3ビットレート 8〜320Kbps(VBRにも対応)
再生可能サンプリング
周波数
8〜32kHz、44.1kHz、48kHz(MP3)
稼働時間
 
機種 MP3プレーヤーのアニメーション表示ON時 カレンダー表示
(MP3プレーヤー画面隠す)
MI-C1 約120分 約210分
MI-P1 約110分 約210分
MI-P10 約100分 約210分
MI-P2 約 90分 約200分
MI-J1 約 90分 約200分
MI-EX1 約 80分 約130分
MI-310 約180分 約380分

乾電池は新しいもの、充電池は満充電にした場合、またMI-310ではフロントライト消灯時の場合の数値です。

プレーヤー機能
コントローラ部 再生/一時停止、曲送り、巻き戻し、停止、ボリュームアップ/ダウン、HOLD、REPEAT
インジケータ コントローラ上のLEDにより再生時点灯、電池残量が少ないときには点滅
イコライザー
(MOREソフト側)
プリセット、バス/トレブル独立30段階調整可能
ボリューム 電子ボリューム10段階
MP3ファイルの入手方法 1.自作

パソコン用ソフトとしてCDなどの音源をMP3形式データに変換するためのソフトとしてReal Jukebox Basicが付属しており、自分でMP3ファイルを作成することが可能です。

また、他のMP3作成ソフトを利用してMP3ファイルを作成することも可能です。

2.Webからダウンロード

Web上で公開されている有償/無償のMP3化されたファイルをダウンロードします。

3.市販MP3ファイル

最近は市販ソフトとしてMP3形式に変換された音楽データもあります。

 

パソコンからザウルスへの
転送方法
1.メモリカード経由

パソコンのPCMCIAスロットやカードリーダー等を使いCFカード等のメモリカードにMP3ファイルを転送します。

2.ケーブル/光通信

クレードル等を使った通信でザウルスにMP3ファイルを転送します。

 

ザウルス単独での入手方法 Webからダウンロード

ザウルスのインターネット接続機能を利用してWebにアクセスしてMP3ファイルをダウンロードします。

著作権保護機構

 

厳密な意味での「著作権保護機能」とは多少趣が異なりますが、著作権保護上の録音規定に準じた形での保護機能があります。(自分のための録音は許されるが、その録音物を他人に供与してはならない)

1.Real Jukebox Basic利用時

MP3プレーヤーキットに付属のReal Jukebox BasicでMP3コンバートしたMP3ファイルには"ID"のようなフィールドがあり、一度ザウルスで再生するとIDフィールドに固有情報が書き込まれ、そのデータは他のザウルスで利用できなくなります。
ケーブル通信や光通信でデータを渡してもID情報が引き継がれるため自分のザウルス以外では再生できません。

2.他のWebからダウンロードしたファイル等

添付ソフト以外でMP3化したファイルやWebからダウンロードしたファイルなどにはIDフィールドが無いため著作権保護機能的なことはできません。
この場合、CFカード経由でのデータ受け渡し、ケーブルや光通信によるデータの受け渡しなどが可能になります。

 

ザウルス側再生ソフト 1.常駐型ソフトとして機能します。

画面表示されていなくてもバックグラウンドで再生をし続けることができます。

電源のオンオフが可能です。

2.曲目リスト

タイトルやアーティスト名を登録することができます。
通常の再生は曲目リストの並び順となります。
曲目リストの並べ替えも簡単にできます。

2.サウンドエフェクト

高音と低音の設定が独自にできます。
NORMAL,POPS,ROCK,JAZZがプリセットとして用意されています。
ユーザー設定を記憶させることもできます。

3.再生方法の設定

NORMAL,RANDOMが選択できます。
NORMALを選択した場合は曲目リストに登録された順に再生、RANDOMの場合はランダムな曲順で再生されます。

4.ANIMATION

曲の再生時にプレーヤー画面でアニメーション画像を表示することができます。
アニメーションはデフォルトで数種類用意されています。
動きのある/無しを設定することができます。

5.隠す

MP3プレーヤーの画面をバックグラウンドに回すことができます。

6.画面OFF

この機能はMI-EX1利用時にはバックライトを消灯、バックライトを持たない機種ではコントラストを最小として消費電力を抑えます。

7.デザインの変更

MP3プレーヤー画面の枠やボタンなどのグラフィックが数種類用意されています。
未確認情報ですが、ユーザーが独自に定義することも可能なようです。

 

■各パーツ

 

ce-ap1-all-s.jpg (18423 バイト)
コントローラ コントローラ部分

ヘッドホンは取り外し可能なので好きな物を付ける事ができます。

コントローラでは再生、停止、早送り、巻き戻し、ポーズとボリューム調整ができます。

ロックパーツ MI-P10専用ロックパーツ

オプションポート16用コネクタに被せます。

ロックピンが付いているため抜けることが無くなるとともにコネクタまわりの強度が増します。

MI-P10以外の機種用には用意されていません。

MI-P10と結合 コネクタカバーを付けた様子

一回り大きなサイズになりますが、それほど気にならないでしょう。

再生ソフト画面 再生ソフト

この画面で一通りの操作ができます。

画面構成 再生ソフトのボタン類

機能の詳細は上記の通りです。

曲目リスト 実際の画面
曲目リスト 曲目リスト

タイトルやアーティスト名の入力の他、曲順の並べ替えなどができます。

メニュー メニュー

削除:曲目リストに表示された曲のデータファイルを削除します。
デザイン:プレーヤー画面の枠やボタンのデザインを選択することができます。
曲順変更:リストの並べ替えをします。
タイトル編集:タイトルやアーティスト名の編集をします。
開始画面:(機能未確認)
PCリンク:ケーブル通信や光通信でMP3ファイルを転送します。

並び順 実際のメニューバー

■MP3プレーヤーに関する謎

1.対象機種にMI-610/504/506/106/110が含まれない

MI-310から携帯やPHS用データ通信アダプタが内蔵されているため、それが理由のような気もしますが、なぜできないのだろう?

->謎の解明

MP3データ転送に必要な速度はオプションポート15/16の最高速度である115.2Kbpsを上回っているため通常のシリアル制御だけでは処理しきれません。

MI-310以降に搭載された内蔵携帯/PHSアダプタに関する高速通信処理回路を利用することで対応しているようです。

2.MP3ファイルをWebからダウンロードできるのか?

MI-C1とMI-EX1はWeb上からデータファイルをダウンロードする際に拡張子による制限はありませんが、MI-P1/310はサーバ側でザウルス用MIME TYPEを設定しない限り"*.MP3"のファイルをダウンロードすることはできません。

Webからダウンロードが可能としても、MP3ファイルが1分1MBと言われる状況ではアナログモデム(33.6Kbps)の場合5分程度の曲でも20分近くかかる事になります。

モバイル環境でNTT PHSやDDI PHSの64Kbpsを使ったとしても14分程度かかります。

曲が無料だったとしても通話料やプロバイダ料を考えると1曲あたり150円以上かかることになります。

ニュースリリースを見ると本当にWebからダウンロードできるようにするみたいです。