■う〜ん、古き良き時代のザウルスは戻らない
カラーポケットの頃から機能呼び出しのダイレクトキーを無くすなよ〜(- -)/と言い続けていたのですが、アイクルーズですらダイレクトキーがはずされてしまいました。
もはやアドレス帳やスケジュールなどのPIMがザウルスのアイデンティティにならないので無くなる方向は良いのですが、「メールワンタッチ受信」とかの新しいダイレクトキーは必要になるのでは?
コミパルのメールワンタッチキー、テリオスのメール受信ボタンのようにコミュニケーション用途としてのアイクルーズにも必要なダイレクトキーはあるはず。
固定したキーに関する選択が難しければユーザー定義できるキーなどの搭載が望まれます。
■低温ポリシリコンTFT液晶 VGA画面の実力
通常のTFTとポリシリコンの違いは画面を形成する半導体サイズの違いになります。
1画素レベルでも小さくなっていますし、ドライバ類LSIが不要になる分、トータルサイズが小さくなります。
それゆえ、4インチでもVGAが実現できたのでしょう。
表示品質は非常に高く、電子書籍ビューアとしての活躍が期待できます。
フォントはLCフォントとなっており、こちらの見やすさと相まって「見れば納得」の画面です。(まあ、値段さえ聞かなければという前置詞が付きますが(^^;)
画面全体 アイクルーズの画面はノングレア(艶消し)加工されていないため光ります。 「画面の鮮明度優先」というポリシーの元、このようになっているのでそれで良しでしょう(^^)/ 確かに綺麗だし。 |
■意外に増えていない画面の情報量
一見するとVGAになったことで1画面に表示できる情報量が増えるものと思われるのですが、文字サイズが標準状態だとパワーザウルスよりも少ない情報しか表示できません。
文字サイズを変更することでパワザウ並の情報量となります。
アイクルーズの画面で見たトップページ(基準文字サイズ"標準") この状態では下のパワザウの画面より少ない情報しか表示できていません。 |
パワーザウルスの画面で見たトップページ |
アイクルーズの画面で見たトップページ(基準文字サイズ"小") この状態でどうにかパワザウ並の表示になります。 |
インターネットエクスプローラで640x480ドット画面で見た場合の見え方 |
私のトップページはフォント属性をsmallにしているため特殊な状況かもしれませんが、比較してみて始めて意外に情報量が増えていないものだと感じました。
■タッチキー
タッチキー まあ、これしかないから、アドレス帳を呼び出したり、スケジュールを表示しようと思うといちいちホームメニューなどに戻ってから選択する必要があるわけです。
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■それなりに消費電力の大きいVGA画面
画面に関しては語るところが少ないかな?
アイクルーズの消費電力が下がっているのにトータルで利用時間が減っている元凶がこの画面周りで、ドット数が多い->単位面積あたりに占める半導体素子が多い->光の透過率が低い->バックライトパワー全開(^^)/と消費電力要素が全開となっているとのことです。
■シャープさんの勇気を誉めたい
アイゲッティの発表直後から関連各種会議室/掲示板が「値段が高い」の非難囂々状態となっており、その元凶がオーバースペックとも思えるこの画面ですが、敢えてそれを登載して世に問うたシャープさんの勇気というか度胸を誉めましょう(^^)/
さすが、日本一のザウルスにふさわしい画面です。 E-500とか、Windows CEなんか目じゃ無いぞ!という意気込みを感じましょう。 もはやPalmのことなど何も考えてない(^^;
まあ、誉めるだけで買わないのもアリなんですが(:P
ソフトの項目でも触れますが、この画面あっての新機能が実現したという側面もあるため、単純に値段だけで否定し切れないのがこの画面です。
でも「高いよ〜」となるのですね。