■リチウムイオン充電池

ザウルスの電源に関しては「電池」と「充電池」があり、ユーザーの好みが別れます。

電池派は万一切れてもコンビニで調達できる/外国でも入手可能なことを利点としています。

また、電池であればニッケル水素充電池等も利用できて入手の利便性と充電池利用による運用コスト削減の両方のメリットを享受できるとしています。

充電池派は電池コストの安さを重視、1日の稼働時間内であれば問題無しとする割り切りを持って利用しています。

これまでのザウルスシリーズにおける電源は以下の表の通りです。

機種 電源 電池型番等
MI-10 充電池
7.2V 1300mAH
EA-BL01
MI-100 単4電池
1.5V x 2
別売アダプタ
EA-59
MI-310 単3電池
1.5V x 2
別売アダプタ
EA-59
MI-500 充電池
7.2V 750mAH
EA-BL02
MI-610 充電池
7.2V 750mAH
EA-BL02
MI-P1 単4電池
1.5V x 2
別売アダプタ
EA-59
MI-EX1 充電池
7.2V 800mAH
EA-BL03
MI-C1 充電池
3.6V 800mAH
AD-T15BT
MT-200/300 単3電池
1.5V x 2
外部電源入力無し

・消費電力の例

  MI-C1 カラーポケット
電源 3.6V 800mAhリチウムイオン充電池
本体内でのみ充電可能
単三型乾電池2本
ニッケル水素充電池の利用可能
標準利用時 カレンダーの表示で16時間の連続表示 基本インデックス画面表示で30時間
通信時 PHS利用時:5時間、携帯(PDC/cdmaOne)利用時:6時間 資料が無い(^^;
消費電力 3.6V 0.9A 3V 1.8W

■MI-C1の電源

MI-C1ではサイズを最優先したためかガム型のリチウムイオン充電池を電源としています。

従来機種の充電池はザウルス専用品的な位置づけにありましたが、MI-C1はMDレコーダなどにも利用されている充電池を採用しています。

型番は"AD-T15BT"となっています。

AD-T15BT
AD-T15BT

MI-C1内
MI-C1用に収まったところ


■充電方法

従来機種ではACアダプタ側に充電機能が搭載されておりACアダプタ上で充電もできましたがMI-C1では本体側に充電機能が搭載されています。

ACアダプタを差すと充電が始まり充電インジケータが赤色に店頭します、充電が完了するとインジケータが消灯します。

充電表示
充電インジケータ


■小型化されたACアダプタ

MI-C1はリチウムイオン充電池を電源とするザウルスです。

従来のリチウムイオン充電池を電源とするザウルスにはMI-506/610/EX1がありましたがこれらのACアダプタ(EA-56)は単体の充電器を兼用するためサイズが大きく携帯性が悪くなっていました。

それに対してMI-C1用のACアダプタ(EA-65)は充電器を除外して小型化されています。


対応電圧に注意

ただし、EA-56は100V〜240Vの電圧に対応したワールドワイドタイプなのに対してEA-65は100Vオンリーの国内専用である点は注意が必要です。

もし海外でMI-C1を使いたい場合はMI-110/310/P1/P2-B用として販売されているEA-59が100V〜240V対応となっているためそちらを利用すれば良いことになります。

なお、EA-65/59とも単なるAC100(240)V→DC 5Vへの電圧変換機能だけなので市販のアダプタでDC 5.0V 1.0A出せるならそれを使うのも可能です。

海外での利用、指定品以外での利用に関しては誰も保証してくれませんので自己責任で使いましょう。

サイズ比較

アダプタサイズ

500円玉と比較するとこの程度の大きさです。

EA-56/BL-02 MI-506/610/EX1用のEA-56とEA-BL02

EA-56上での充電が可能です。

サイズ比較 EA-56とEA-65

横方向で3倍程度のサイズがあります。

サイズ比較 厚さの比較

倍程度の差があります。

■プラグの収納方法

プラグもコンパクトに収納されています。

EA65プラグ プラグ収納状態

裏側にこのように収納されています。

EA65プラグ プラグを出した状態

このように出ます。

EA65タップ コンセントに差した状態

タップ上の占有面積も小さくなっています。