■これが無いとザウルスじゃ無い
初代ザウルスPI-3000の時代からレポート&自由帳が搭載されていましたが、MI-P1/EX1にはレポート&自由帳機能が搭載されませんでした。
それに対するユーザーの反発には凄まじいものがあり、連日のようにザウルス関連掲示板上でシャープ(株)に対する抗議行動が続きました。
シャープ(株)ザウルス担当も反省したのかその後MOREソフトとして公開され、最新機種のMI-C1では再び標準機能となりました。
MIシリーズも最近の機種にはマルチメディア型データベースのパーソナルデータベースが搭載されレポートを無理して使う必要も無くなりましたが、使わなくても互換性重視。 ユーザーはわがままなのです。
■テキストデータベースとしてのレポート&自由帳
ザウルスは伝統的にテキストデータ処理系が貧弱であった(エディタに該当するものが無い/登録できる文字数に制限が多い)ため、レポートはテキスト管理のための簡易データベースとして活用されてきました。
レポート&自由帳には標準のフォームが登録されており、ユーザーはそれを選択して利用するか自分で新たにフォームを作って必要なテキストデータを管理します。
議事録、日報、報告書類のビジネス書類や時刻表、ゴルフスコア、アイディアメモなどのパーソナルなものまで定型フォームが登録されています。
使いこなしの一つとしてPIシリーズの時代はレポートでパソコン通信のログを読んだりオンラインブックなどを読んだりしていました。
また、PIシリーズ時代はザウルスから直接印刷するということも行われており、レポートは日報/経費メモ等提出用書類の作成にも使われていました。
なお、レポートと自由帳の違いは入力可能な文字数だけです。
この差が生じたのはザウルス以前の電子手帳との互換性を取ったためと言われています。
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レポートのフォーム 左列の項目は固定(定義機能で変更可能)、右の列に文字入力します。 |
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入力完了後のレポート(議事録) 従来はこの形で印刷できたのですが、最近のザウルスには印刷機能が無いため画面で見るか、パソコンに転送してからフォーマットし直して印刷する必要があります。 |
■標準フォーム
下記フォームは始めからザウルスに内蔵されているものです。
このフォームをそのまま使うこともできますし、フォームをベースとしてアレンジしたものを利用することができます。
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レポートの標準フォーム 主にビジネス関連の書式です。 |
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自由帳のフォーム こちらは個人情報管理用のフォームです。 |
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