■パワーザウルス内の機能とのデータ交換及び外部器機とのデータ交換
フォトメモリ上のデータはフォトメモリで作成したものだけでなく、他の機能で作成されたデータや通信などで受信したデータが保存されます。
対外器機とのデータ交換はデータ量やデータの種類、相手器機によって適切なものを選択する必要がありまます。
相手機能 |
方向性 | 解説 |
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双方向 | ザウルスパワーコネクション ●大量データの一括送受信向き PowerPIMM手順を利用してフォトメモリ上のデータを選択受信できます。 パソコン上のデータもパワーコネクションやザウルスボックス経由で送信することができます。 |
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双方向 | ザウルスクリップ ●簡単にデータを送受信できる パソコンのクリップボードとパワーザウルスの間でデータ交換を行います。(テキスト、画像に対応) 1データづつですが、光送受信キーで送受信できます。 便利なツールなので入手して利用しましょう。 |
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双方向 | Zaurs-PC Exchangeによる転送 ●フラッシュディスクの利用 MOERソフトのZaurus-PC Exchangeによりフラッシュディスクを経由した画像データの相互転送が実現できます。 ただし、ファイル指定が1件づつなので大量のファイルにはむきません。 |
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双方向
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メールに添付された画像データ JPEG形式やGIF形式の画像をメールに添付して送信できます。 逆にメールに添付された画像を取り出すことができます。 NIFTY SERVEを経由する場合には送受信とも若干の制限があります。(メールの項目で解説) |
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双方向 | FAXで受信した画像データ フォトメモリ上の画像をFAXの画像データとして送信できます。 逆にFAXデータとして受信することができます。 デジカメで撮影した画像もFAX送信できますが、パワザウ側のモノクロ化処理が変なため相手に届いた画像は何の画像か良くわからないものになります。 |
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双方向 | クイックメモ アドレス帳/スケジュール クイックメモにデジカメで撮影した画像を貼り込むこともできますが、256色以下に減色されてしまいます。 クイックメモに手書きしたデータはフォトメモリ上に保存されます。 |
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双方向 | IrDAおよびIrTran-Pによる赤外線通信 赤外線通信機能を利用してパワーザウルス(カラーザウルス)から画像を受信することができます。 IrTran-P器機から画像データを受信することもできます。 (IrTran-Pによる光通信が選択できるのはフォトメモリの画像リスト画面だけです。 そのためフォトメモリに1件も画像が入っていないとIrTran-Pを選択できないという問題があります。 リスト画面でしかIrTran-Pを選択できないという仕様そのものに問題があります) |
■他のデジカメとの画像交換は?
最近のデジカメにはスマートメディアやコンパクトフラッシュ、フラッシュディスクカードを使っているものがありますが、これらのカード類をパワーザウルスに差してPC-Exchangeを使ってデータをやりとりしようとしてもできない物があります。
これは、デジカメのデータ記録時に独自のディレクトリを作りそこにデータを保存するためです。
パワーザウルスのPC-Exchangeではルート(\)と\__zaurus(パワーザウルス内部ファイルディレクトリ)だけしか指定できないため、他のデジカメが作成するディレクトリを参照することができません。
このあたりはPC-Exchange側で対応できそうなのですが、標準的なMOREソフト開発環境で作成するMOREソフトは\__zaurus以外のディレクトリにアクセスする方法が用意されていないため、メーカーが対応してくれないとどうしようもありません。
補足:2000/02/05現在はMOREソフトにより任意のディレクトリ指定ができるようになりました。