■機種により意味合いが変わるデータベース

ザウルスにパーソナルデータベースが搭載されたのはMI-106/110からですが、MI-EX1にはMYコンテンツというデータベースが搭載されました。

その後MI-C1にはパーソナルデータベース2という名前のデータベースソフトが搭載されたのですが、これはMYコンテンツをアレンジしたもののようです。

パーソナルデータベースとパーソナルデータベース2については全く別物と言っても良い物ですのでMI-C1を購入する際にはご注意を。

ここでの説明はMI-C1内蔵のパーソナルデータベース2を基に行います。

■デジカメとの組み合わせで有効活用

後述のように難点の多いパーソナルデータベースですが、画像付きデータベースが簡単に作れるのはメリットです。

専用デジカメと組み合わせた食べ物リストやショップリスト、人物データベースなどを作る際には威力を発揮しそうです。


■レポートになりきれない

MI-P1とMI-EX1は購入時点ではレポート機能が搭載されていません。 これはシャープ(株)がレポートの上位機能としてパーソナルデータベースやMYコンテンツを使ってもらうように考えたための措置と思われます。

レポートでできることはパーソナルデータベースでも概ねできてしまうので本来はレポート機能は不要なのですが、ユーザーは使い慣れた機能を重視するため何時までもパーソナルデータベースはユーザーに認められません。

■データベースか?

パーソナルデータベースは確かにデータベースなのですが、パーソナルデータベース2は検索能力が弱くデータベースと名乗るのは問題がありそうです。

また、データベースにありそうな参照機能も搭載されていません。 「データベース」という語感から受ける印象とは大きく違うのがパーソナルデータベース(2)です。

■パソコンとの連携もイマイチ

パーソナルデータベースとパソコン間でのデータ交換はザウルスパワーリンク for MS-Access97/2000を使いMS-Accessとの間で行うのですが、パーソナルデータベースとMS-Accessとの間で項目の仕様が違うため100%共用できません。

利用者の方で互換性のある項目だけで処理するしか無いと言うのが現状です。

◆内蔵フォーム

20種類程度のデータベースフォームが内蔵されています。

そのまま使っても良いですし、項目等の並びや設定を変えて利用することができます。

◆項目の設定

項目の並び順、削除、項目書式の設定などができます。

◆項目書式設定

項目に対する書式を設定します。

データの種類によって入力時に入力文字種の制限がかかります。

◆表示方式

一覧表示する際のソート方法などを指定します。

◆入力画面

項目に従ってデータを入力します。

◆データベースビュー

登録したデータはカード型で表示できます。

◆画像付きで表示

画像を含むデータベースも作成できます。