■清書機能が秀逸

インクワープロは手書きした文字のまま保存できるワープロです。

PIシリーズの頃は単なる「絵 」でしか無かったのですが、MIシリーズではインクワープロ上で手書きしたものを後から手書き認識をし直してテキストデータに変換する「清書機能」が搭載されました。

この機能を使うと会議中などに手書きでメモをしておいて、後からテキストデータ化してザウルスの他の機能で活用したり、パソコンに転送して活用することができます。


■インクワープロ参照

ザウルスはクリップボードが若干弱いため、機能間でデータのコピー&ペーストに若干の問題があります。  例えばインターネット接続中は他の機能が起動できないため、掲示板などでの発言は毎回オンラインで書く必要がある、メールの挨拶文などの定形文機能が無いため何らかの機能からコピー&ペーストする必要があるが、煩雑であるなどです。

これらの問題解決の一助となるのがインクワープロ参照で、他の機能での入力時にインクワープロ上のテキストデータを参照して必要な部分を取り込むことができます。


■認識精度

インクワープロの清書変換は通常の手書き文字変換に比べると若干認識率が落ちるようですが、丁寧に書けば80%以上の認識率を示します。

ノートなどに手書きした物を再度ワープロ入力するよりは短い時間でテキスト化できるでしょう。

◆手書きで入力

画面に直接手書きして文字を入力していきますが、この時点では手書きのままです。

◆清書中

後から手書き認識処理を行うことでテキストデータ化することができます。

◆文字候補の選択

通常の手書き認識と同じように一つの手書き文字に対して複数の変換候補が表示されます。

◆再入力

文字候補中に目的とする文字が無い場合はその場で手書き変換入力などを行うことができます。