■時代とともに進化するアドレス帳

初代ザウルスのPI-3000が発売された1993年当時はまだインターネットが普及しておらず個人がメールアドレスを持つのはまれでした。(NIFTY SERVE他パソコン通信加入者は持っていました) 携帯電話に関してもまだ普及していませんでした。

そのためPIシリーズのアドレス帳にはメールアドレスや携帯電話番号といった入力項目は無かったのですが、MIシリーズからは標準で入力項目が用意されました。

また、FAX番号についてもPIシリーズ時代は会社用の項目しかなかったものがMIシリーズでは自宅FAX番号の項目が用意されました。

時代に合わせてアドレス帳も進化しています。

■コンタクトという考え方

ザウルスのアドレス帳の考え方で優れているのはアドレス帳に登録されている人を選択した上で「電話する」「FAXする」「メールする」「会う」といったコンタクト方法を設定することができるという点です。

コンタクト方法を入力すると、その情報はスケジュール情報に登録されます。

登録されているデータの有効活用ができます。

■アドレス帳から電話がかけられる

アドレス帳に登録された電話番号を使って携帯電話やPHSから電話をかけることができます。(ただし一部機種を除く)


◆アドレス帳の入力

設定されている項目に従って入力します。

◆郵便番号辞書

7桁郵便番号辞書が内蔵されているため住所の入力が簡単になっています。

◆入力された住所データ

メールアドレスなども入力できます。

◆画像付き表示

顔写真やイラストなどを貼り付けたアドレス帳を作ることができます。

顔を覚えるのが苦手な人には嬉しい機能です。

◆年賀状等

個人ごとに暑中見舞い、年賀状、お中元といった挨拶事の有無を登録しておくことができます。

◆登録データ一覧

リストに表示する項目を自由に設定することができます。

アドレス帳のデータは自宅、会社単位で分類して表示することができます。

◆人の検索

入力ボードに1文字入れるたびに絞り込みが行われます。

◆メニュー

コンタクト等の機能はここから呼び出します。

◆コンタクト

アドレス帳に登録されている人に対して「電話」「FAX」「会う」「メールする」の項目を選択し時間を入力するとそのデータがスケジュールに反映します。

◆電話する

アドレス帳に登録されている電話番号を利用して携帯/PHSのダイヤルをすることができjます。

◆クイックメモ

これはアドレス帳の機能ではありませんが、電話を誌ながらメモする場合に使えます。

手書きしたものを取りあえずアドレス帳に貼っておいてから必要に応じて登録するなどの方法をとります。

◆情報ファイルで分類

アドレス帳自体の持つ分類は自宅と会社しかありませんが、プロジェクト別、プライベート/ビジネスなどの分類で分けたい場合には情報ファイルを使って振り分けることができます。

◆情報ファイルによる振り分け

通常はアドレス帳に登録されている人全てが表示されますが、情報ファイルによる分類を使うことで絞り込むことができます。

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